博多ラーメンおすすめ9選！福岡県で食べられる美味しいお店を紹介
九州地方の中心都市である福岡県は、食べ物が美味しいことで知られています。そんな福岡県を代表する食べ物が、博多ラーメンです。
地元民から旅行客まで幅広い層から高い支持を誇っている博多ラーメンですが、現地にはさまざまな博多ラーメンの専門店があります。そのため、どの店に足を運べばよいか迷ってしまう方も少なくありません。
そこで、今回は福岡で食べられる、おすすめの博多ラーメンのお店9選を解説します。博多ラーメンの特徴や歴史も一緒に取り上げるため、福岡を訪れる予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
博多ラーメンとは
現在日本にはさまざまなラーメンがありますが、そのなかでも博多ラーメンの知名度は高いです。博多ラーメンには、以下のような特徴、そして成立までの歴史があります。
特徴
博多ラーメンの特徴といえば、豚骨スープと細麺です。豚骨スープは、その名のとおり豚骨を強火で長時間煮込んで作られており、豚骨のゼラチン質まで溶け出しているため、スープにとろみがあります。
豚骨スープの材料に使用される豚骨の部位は、カシラと呼ばれる豚の頭や、ゲンコツと呼ばれる大腿骨など、店舗によって多種多様です。最近では、スープの素材に豚骨を使わないジャンルも台頭しています。
博多ラーメンに使用される細麺はしなやかでコシがあり、喉越しも良好です。注文の際は麺の硬さを指定でき、バリカタや針金、粉落としなど、独自の呼び方を用います。
おかわりをするとき、麺だけを注文する替え玉システムを採用している点も博多ラーメンの特徴です。細麺は、博多ラーメンの命でもある豚骨スープとの相性を考えて採用されていますが、細くて茹で上がりが早い一方、大盛りにすると麺が伸びやすいという欠点があります。
しかし、替え玉システムであれば、最後まで美味しくラーメンを食べることが可能です。替え玉の回数は自由で、店舗によっては特定の回数まで替え玉が無料で注文できる場合もあります。
トッピングは青ネギとチャーシュー、キクラゲが定番です。キクラゲは、価格が変動しやすい海苔の代用として使用されていたのが定着したといわれています。無料トッピングとして白ごまや紅生姜、高菜辛子が置かれている店も多いです。
歴史
九州のとんこつラーメンの始まりは、1937年に西鉄久留米駅前の明治通りにて開業したラーメン屋台「南京千両」といわれています。
もともとうどん屋台を営んでいた初代店主が、東京や横浜で流行していた支那そば、すなわち現在の醤油ラーメンと、自身の出身地である長崎の麺料理であるチャンポンをヒントに豚骨ラーメンを生み出しました。
当時のスープはそこまで濁っておらず、ある程度透明感が残っていたようです。現在の乳白色のスープが誕生したのは、1947年に同じく久留米にて創業した「三九」というお店で発生したトラブルがきっかけでした。
ある日、スープの仕込み中に店主が豚骨スープに火をかけたまま長時間席を外してしまい、うっかり煮込みすぎてしまったそうです。しかし、そのスープがあまりにも美味しかったため、捨てるのをやめてそのまま提供しました。これ以降、濁った豚骨スープが博多ラーメンの主流になります。
その後は、久留米を起点に博多ラーメンは九州各地、そして全国へと広がっていきました。現在では国際的に高い評価を受けており、ミシュランガイドに掲載される店舗も登場しています。
博多ラーメンのおすすめ店舗9選
福岡には多種多様な博多ラーメンのお店があり、初めて福岡を訪れる方はどのお店に行けばよいのか迷ってしまうケースが多いです。
そこで、福岡にある博多ラーメンのおすすめの店舗9選を紹介します。それぞれのお店の特徴やおすすめメニューも取り上げるため、ぜひ参考にしてください。
博多一双 博多駅東本店
おすすめの博多ラーメンのお店として、必ず名前が挙がるのが博多一双 博多駅東本店です。JR博多駅筑紫口より徒歩5分の場所に店舗を構えており、2012年の創業以来県内外に根強いファンを多く抱えています。
密度が高い濃厚な豚骨スープは、店主の考える黄金比によって作られているのが特徴です。国産子豚の骨だけが使用されており、ラーメン愛好家からは豚骨カプチーノと呼ばれるほど高い評価を受けています。
スープとよく絡む細麺は、製麺屋 慶史と二人三脚で開発した博多一双独自の商品です。その美味しさから、替え玉率8割を記録しています。
そんな博多一双のおすすめメニューは、やはり定番の豚骨ラーメンでしょう。トッピングは海苔、青ネギ、チャーシュー、キクラゲとシンプルなため、麺と豚骨スープの味がしっかり楽しめます。サイドメニューは焼き目の香ばしい餃子やおにぎりなどがラインナップされています。
博多らーめんShinShin 天神本店
ラーメン屋としては珍しい青い看板が目印となっている名店が、博多らーめんShinShin 天神本店です。福岡市営地下鉄天神駅より徒歩約5分の場所に店舗があり、2003年の創業以来、老若男女問わず多くの地元の方から愛されてきました。
多くの芸能人が足を運んでいることでも知られており、店内の壁に書かれているサインを見るのも楽しみのひとつです。駐車場はないため、車でアクセスする予定の方は近隣の有料駐車場を利用しましょう。
おすすめメニューは、やはり博多らーめんShinShinの原点にして頂点である、博多ShinShinらーめんです。あっさりジューシーな豚骨スープが細麺とよく絡むのが特徴で、一口サイズの餃子もセットで注文すれば満足度はさらに高まるでしょう。
博多元気一杯!!
福岡ラーメン界においてさまざまな都市伝説を生み出しているお店が、1999年創業の博多元気一杯!!です。看板も暖簾も出していませんが、店先にバケツが出ていれば営業中の目印となります。そのため、事前情報がまったくない状態で見つけるのは困難といえるでしょう。
看板も暖簾もないのは、店主が「売れないから辞めよう」との思いで先に看板だけ外したところ、心配した常連たちが続々と足を運んでくれたことがきっかけでした。自分を心配してくれる常連さんたちを大事にしようと考えた店主は、以降看板も暖簾も出さない現在のスタイルを採用したそうです。
そんな博多元気一杯!!のおすすめメニューである豚骨ラーメンは、クリーミーで濃厚ながらしつこくないスープが特徴です。替え玉には豚骨スープとの相性が良好なカレー味の替え玉という変わり種もあり、博多ラーメンの魅力を幅広く味わえるでしょう。
博多一幸舎 総本店
2004年に創業し、現在ではアメリカをはじめ、カナダや中国など世界に50店舗を構えている博多ラーメンの有名店が博多一幸舎 総本店です。
泡系ラーメンと呼ばれるジャンルの先駆けともいわれており、低温調理のチャーシューやネギの切り方までこだわって作られています。現地でも人気の高いお店のため、来店の際はランチの時間帯を避けた方がよいでしょう。
同じ豚骨ラーメンでも、博多一幸舎の原点である屋台ラーメンを蘇らせた博多屋台ラーメン一幸舎や、幅広い世代に受け入れてもらいやすい博多ラーメン二代目一幸舎など、5種類のブランドを展開しており、それぞれ異なった魅力を楽しめます。
そんな博多一幸舎 総本店のおすすめメニューは、やはり泡系豚骨ラーメンでしょう。舌触りの滑らかな豚骨スープからは、豚骨のまろやかな旨味と骨味を感じられます。
元祖博多だるま デイトス店
元祖博多だるま デイトス店は、1963年に創業した老舗博多ラーメン店です。JR博多駅構内にあるデイトスアネックスの2階に店舗を構えており、立地条件のよさも相まって多くの方たちが足を運んでいます。
厳選した小麦を独自の配合でブレンドした自家製麺を使用しており、店舗によって細麺から極太麺まで楽しめるのが魅力です。スープは12時間以上炊き続ける「呼び戻し製法」と呼ばれる方法で仕上げられており、濃厚かつ繊細な豚骨スープが楽しめます。
元祖博多だるま デイトス店のおすすめメニューは、王道の博多ラーメンです。背脂が乗ったラーメンはガツンとしたコクがありつつも、スープはしつこさがなく、豚骨の匂いが食欲をそそります。
手土産やお取り寄せグルメとしても販売されており、旅行のお土産として購入するのもおすすめです。
長浜ナンバーワン 祇園店
福岡市地下鉄祇園駅から徒歩2分の場所に店舗を構えているのが、長浜ナンバーワン 祇園店です。人気店ですが回転率がよいため、さほど待たずに席に案内してもらえるでしょう。
福岡県内では広く知られた存在で、おすすめのラーメン店を地元のタクシーの運転手に聞いたときに教えてもらったという方も少なくありません。
お店で提供されているラーメンは、まろやかでとろみのある豚骨スープが特徴です。豚骨の血抜きまでしっかり行っているため、豚骨スープ特有の臭みがありません。
ちなみに、ランチの時間帯であれば追加料金230円で手造り餃子4個と小ごはん、辛子高菜などをセットで提供してもらえます。癖がない豚骨ラーメンを探している場合は、長浜ナンバーワン 祇園店を選択すれば間違いないでしょう。
元祖ラーメン長浜家
福岡県内で高い知名度を誇るラーメン店として、元祖ラーメン長浜家の名前も挙げられます。創業は1952年で、最初は屋台ラーメンからスタートしたお店です。
元祖ラーメン長浜家は値段の安さが魅力で、ラーメンを一杯550円で食べられます。青ネギとチャーシューがトッピングされたシンプルな豚骨ラーメンは、麺の硬さのみならずスープの濃さも選択可能です。好みで紅生姜や白ゴマをトッピングすると、よいアクセントになるでしょう。
24時間営業しているため、朝ラーメンも可能です。ただし、月曜日の7〜9時は清掃時間となっているため、注意してください。月曜日が祝日の場合は、翌日の火曜日の7〜9時が清掃時間になります。
ラーメン海鳴 中洲店
福岡の人気ラーメン店として、2011年にオープンしたラーメン海鳴 中洲店の名前が挙げられます。
博多川のほとりにあるラーメン海鳴 中洲店のおすすめメニューは、やはり魚介豚骨ラーメンです。魚介豚骨ラーメンとは、その名のとおり豚骨スープと魚介スープ、2種類のスープが使用されているラーメンのことで、口に含んだ瞬間豊かな風味と旨味が広がります。
ラーメン海鳴 中洲店の豚骨スープは下処理から丁寧に、そして魚介スープも2種類の煮干しと3種類の節類を組み合わせて作られているのが特徴です。魚介豚骨と豚骨それぞれのスープに馴染む麺も独自に開発しており、スープのよさを消さないために、あえて控えめな味付けにするなど、具材にもこだわっています。
らーめん二男坊 博多本店
最後に紹介するのは、JR博多駅から徒歩2分の場所に店舗を構えているらーめん二男坊 博多本店です。過去に博多ラーメン総選挙で1位になった実績があり、豚骨ラーメン激戦区である福岡におけるらーめん二男坊の人気の高さがわかります。
マイルドな風味の豚骨ラーメンで、下処理を丁寧に行っているため豚骨特有の臭みや脂っこさがありません。そのため、女性にとっても食べやすい豚骨ラーメンとして知られています。
定番の豚骨ラーメンもおすすめですが、豚骨ラーメンのもとダレがベースのタレに漬け込んで作る煮玉子が乗った半熟煮玉子ラーメンもおすすめです。サイドメニューのご飯と一緒に食べれば、豚骨ラーメンと煮玉子、両者の魅力を存分に味わえるでしょう。
福岡での移動ならレンタカーがおすすめ
福岡県内には電車やバスなどさまざまな移動手段が存在しますが、運行時間を念頭に置く必要があります。しかし、レンタカーであれば好きなタイミングで、好きな場所に移動することが可能です。
また、場所によっては公共交通機関ではアクセスしにくい場合もあります。そんなとき、レンタカーなら交通費を抑えつつ楽に目的地にたどり着けるでしょう。福岡県内の移動をスムーズに行いたい場合は、レンタカーの利用がおすすめです。
しかし、レンタカーは店舗の手続きが面倒臭いから利用したくないという方も少なくありません。そんな方におすすめしたいのが、無人レンタカーサービスUqeyです。
レンタカーの予約から返却まですべてオンライン上で完結するため、初めてレンタカーを利用する方も手続きの煩雑さを感じることはありません。興味を持った方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。
こちらの記事では、福岡のおすすめ観光スポットやグルメを紹介しています。博多ラーメンのみにとどまらない福岡の魅力に、ぜひ触れてみてください。
まとめ
福岡には、個性豊かな博多ラーメンの店が多数存在します。博多を訪れた際は、それぞれのお店で提供される博多ラーメンの違いを楽しんでください。
福岡県内を移動するにあたってさまざまな方法がありますが、時間や移動範囲に制限を設けられたくない場合は、レンタカーの利用がおすすめです。
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